【2025-09-18】東京市場の振り返り


■市場の概要

今日の日経平均株価の終値は前日比+513.05円45,303.43円であった。場中には史上最高値を記録した。また終値ベースで45,000円を超えたのは初めてである。
東京市場で買いが膨らんだ理由は、18日早朝に連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンドFF金利の誘導目標を0.25%引き下げ4.00-4.25%としたことに起因する。FOMC委員の金利見通しであるドット・プロットでは、年内残り2回の決定会合でも利下げの可能性を示唆している。
これを受け、ダウ平均は一時500ドル高に迫る動きを見せた。対照的にNasdaq総合指数は、中国当局による国内企業のNVIDIA製半導体の使用禁止令を受け、マイナスで引けることとなった。また、米10年債利回りは4%を割れ、ドル売りが強まった。
おそらく市場は年内2回の利下げを織り込んでいるため、金利据え置きなどの措置が取られる場合はショック的な下落に警戒しなくてはいけない。
短期的に見れば日経平均はまだ上げの余地を残しているだろう。信用倍率も4倍ほどと警戒する水準ではない。


■注目銘柄

・ディスコ, 東京エレクトロン, SBG, TDK
AI半導体関連, ハイテク関連, データセンター関連銘柄は連日高騰が続いている。中でも上記4つの銘柄の商いは非常に高い。
中国当局による、国内企業のNVIDIA製半導体の使用禁止令により、前日のNasdaq総合指数はマイナスで引けるも、その影響は限定的だった。中でも出遅れ銘柄として海外投資家が注目している東京エレクトロンが一頭地抜いている。
・東電力HD
データセンターへの電力需要の高まりや、原発再稼働の思惑から2か月ほど上昇ていたが、利益確定の売りが波及しているようだ。上に示した銘柄などに資金が流れているのだろう。


■資産変動


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